「障がい者ができるテニスの“選択肢”を増やしたい」 障がい者立位テニスの普及発展を目指すJASTA代表理事・柴谷健さん - MIMOSA MAGAZINE(ミモザマガジン)
パラスポーツのなかでも、大きな人気と知名度を持つ「車いすテニス」。その一方で、立って運動ができる障がい者には「立位テニス」という選択肢もあることをご存じでしょうか。
高校2年生のとき、病気で左足の大腿部以下を切断した柴谷健さんは、そんな立位テニスに打ち込む選手の一人です。「障がいを持ったテニスプレイヤーの選択肢を増やしたい」と、立位テニスを普及するために一般社団法人日本障がい者立位テニス協会(略称、JASTA)をみずから立ち上げました。
柴谷さんのこれまでを振り返りながら、立位テニスの現状やJASTAでの取り組み、そして今後の目標を伺います。
脚を切断して、激変した人生。障がいを隠す生活が21年続いた
――柴谷さんが左足の大腿部より下を失ったのは、高校2年生のとき。後天的な病気だったのですね。
柴谷:高校1年生のとき、左膝がじんじんと痛んで、ゆで卵みたいなふくらみができたんです。検査...
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