「まず少数に圧倒的に刺す」がプロダクトの正攻法。前田ヒロも唸る『hacomono』のUXは、“幾度ものサービス撤退”から生まれた | FastGrow
UX設計がウェブサービスの成否を分ける──そんな言葉は聞き飽きたという読者も多いだろう。しかし、すべてのサービスが秀逸なUXを設計できているわけではない。その原因は“U”、すなわち念頭に置くべきユーザーが誰なのかはっきりしていないことにあるのではないだろうか。価値を届けるべきユーザーをいかにして選定し、どう向き合うべきかを考えるうえで示唆を与えてくれるサービスは、人知れず生まれている。そのひとつが、店舗型ビジネスに特化したクラウド型会員管理・予約・決済用SaaS『hacomono』だ。同サービスの魅力は、あのBtoB SaaS専門の投資家である前田ヒロ氏も認めている。『hacomono』の運営元であるまちいろは、2020年8月に前田氏が率いるALL STAR SAAS FUNDから1億円を調達した。そこでFastGrowは、まちいろ代表取締役・蓮田健一氏と、ALL STAR SAAS FUNDでマネージングパートナーを務める前田ヒロ氏を招き、プロダクト設計の秘密に迫る対談を実施。「UXが最大の武器」と前田氏が評するサービスは、いかにして生み出されたのだろうか。5度ものサービスクローズを経験した蓮田氏がたどり着いた、「顧客のために機能を削る」ミニマリズムの内実に迫った。
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