アパレル企業の余剰在庫を生活困窮者へ届ける「FASHION BANK」 - coki
日本では新しい洋服が年間81.9万トン供給されているのに対し、その約9割に相当する計78.7万トンが事業所と家庭から使用後に手放されると推計されています。 衣料店で売れ残り、一回も着られずに余儀なく破棄されてしまうケースもあります。 一方で日本では相対的貧困と呼ばれる世帯収入127万円以下で暮らす世帯が全体の約15%を占めます。 相対的貧困の世帯では生活に困窮し、洋服にまで手が回らないという状況が見受けられます。社会全体で見ると洋服は「足りているけど、足りていない」状況と言えるでしょう。 アパレル産業の「ミスマッチ」に目を向け、関わる人すべてに喜びをもたらすサービスが「FASHION BANK」(以下、ファッションバンク)です。 一般社団法人FASHION BANK代表理事の菅野充(かんのみつる)さんにファッションバンクの仕組みや思いをお伺いしました。 1 省 令和2年度 ファッションと環境に関する調査業務 環境 https://www.env.go.jp/policy/pdf/st_fashion_and_environment_r2gaiyo.pdf 2 厚生労働省「各種世帯の所得等の状況」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/dl/03.pdf
https://coki.jp/sustainable/sdgs/32189/