あゆ里、それがわたしの名前|池田あゆ里@インタビューライター|note
小学生の頃「わたしの名前は何であゆ里なの?」と聞いたことがある。 母は笑って答えた。 「アユが里に帰るから、あゆ里なんだよ」 当時は母の答えの意味がさっぱりわからず、図書館で魚の生態図鑑を引っ張り出してアユについて調べたものだ。 「清流の女王」と呼ばれるアユは、海と川を旅しながら生きる魚。冬に川の中流で生まれ、川の流れに沿って海の浅い場所で成長する。春、川の水が海と同じくらいの温かさになった頃、もう一度海から川への旅を始めるのだ。 「最終的に故郷に帰ってこいってこと?勝手にわたしの人生を決めないでよ!」そんなことを思った。 社会人になり、名古屋から東京への転勤を志
https://note.com/amayuri4/n/nea861006148b