さよなら、もう会わない|池田あゆ里@インタビューライター|note
淡い昔のこと、当時付き合っていた方と「別れの旅行」に出向いたことがある。 神奈川県の熱海だったか。記憶は定かではない。 「またいつか来ようね。」 そんな言葉を交わしたが、これが最後になるだろうと、お互いに感じていた。 好き同士の間は袖摺れあうほどの仲だったのに、一度気持ちが離れれば、その袖がふれあうことは永遠に、ない。 「こんな、むなしい旅をするべきじゃなかった」そのときは後悔した。 けれど今、一緒に砂浜を歩きながら見つめた青い空とおだやかな海が、わたしの青春の1ページに刻まれている。 別れることは、切なく苦しいものだ。 胸の痛みを抱えたあの頃の自分。 「何が悪か
https://note.com/amayuri4/n/n18d7e31c9289