「革新を続ける者のみ“伝統”として残り続ける」関友美の日本酒連載コラム(リカーズ3月号)|関ともみ / 日本酒のひと
昨年、国内第2位の売上高を誇る酒造メーカー「月桂冠」の頭脳ともいえる、「月桂冠総合研究所」がはじめて公開され、行ってきました。呼ばれたのはわたしのようなライターや酒類関係の有識者たちばかり。 集合場所:月桂冠のお屋敷 月桂冠は、酒どころ、京都・伏見に本社を置く1637年創業の老舗。今年で387年を数えます。明治時代に、11代目の当主・大倉恒吉(つねきち)さんが「杜氏の勘と経験任せでなく科学技術を取り入れて、より安心な酒をつくるべき」と痛感して、前身となる大倉酒造研究所を設置しました。 月桂冠総合研究所 現在の従業員数は351名。研究所のメンバーは20名弱。2階建てのレンガ壁の建物で、日
https://note.com/sekitomomi/n/ne20f32d82fb6