<前編>小さな行動を、積み重ねていけばいい。関谷英里子さん流、「最初の一歩」の踏み出し方 - MIMOSA MAGAZINE(ミモザマガジン)
話し手の発言とほぼ同時に、他言語へと訳して伝える、「同時通訳者」という仕事。他言語を操れるだけでなく、「聞く」と「話す」を同時に行なう瞬発力や、専門性の高い語彙力、言語の壁を超える表現力など幅広いスキルを要する。
今回は、ダライ・ラマ14世、アル・ゴア元アメリカ副大統領など世界の著名人の通訳を務め、重要な国際会議の場で活躍、経営者としての顔も持つ、同時通訳者の関谷英里子さんにお話を伺った。関谷さんは6〜9歳までをイギリスで過ごし、高校時代には自らの意思で海外留学を経験。慶應義塾大学経済学部へ進学し、卒業後は伊藤忠商事、日本ロレアルといったグローバルな大企業に務め、そののち自身で通訳会社を設立……と、目が眩みそうなほどの華々しい経歴を持つ。
しかし、関谷さんのこれらの経歴の裏には、私たちと同じように悩み葛藤する姿と、ご本人も「やりすぎですよね」と苦笑いするほどの地道な努力があった。「い...
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