【前編】那須発『大那 蜂龍舎』ができるまで ― 奇跡の米と出会った20年の軌跡|関友美 / 日本酒ライター
2025年5月19日、栃木の人気銘柄「大那(だいな)」を醸す菊の里酒造が、最高峰ブランド「大那 蜂龍舎」のお披露目としてクラウドファンディングを公開しました。慶應二年創業の老舗が初めて挑む、生酛造りの純米大吟醸。この挑戦は多くの支援を集めて成功し、いよいよ通常販売へと移行します。 この新たな一本はどんなお酒なのか。その軌跡を、全2回の連載でお届けします。【前編】となる本記事では、まず誕生の背景にある物語を紐解いていきます。 ラベルは刀の鍔(つば)を模し、蜂と龍のモチーフを配置。化粧箱も刀を思わせ、あえて黒い間を残して完全には閉じない仕立てに。 栃木で最も小さな酒蔵から、全国ブランド
https://note.com/sekitomomi/n/n878946815361