関友美の連載コラム「お米の国の神に捧げるお酒」(リカーズ1月号)|関ともみ|note
ゆく年くる年といった季節に差し掛かってまいりました。年末年始、日本酒を飲む機会が増えたという方も多いのではないでしょうか。稲作とともに発展してきた日本において、「米」というのはとても特別な存在。神様に捧げる酒は、米からできた「日本酒」と決まっています。以前「最近の神様はビールも好きかも!」と祭壇にあげた話を聞いたことがあります。とても可愛らしいエピソードではありますが、神様は嗜好品として酒を受け取るわけではありません。 日本酒づくりにまつわる最古の文献は、奈良時代初期に編さんされた「播磨国(はりまのくに)風土記」といわれています。「風土記」というのは、奈良時代に天皇に献上するために各
https://note.com/sekitomomi/n/n9319ced10942