「事業への偏重が死をまねく」2年強で20億の回収に成功した、リジョブ鈴木の組織哲学 | FastGrow
買収したベンチャー企業を、何倍、何十倍にも成長させられる経営者は、日本に何人いるだろうか──。連日連夜、資金調達やイグジットのニュースが駆け巡るスタートアップ界隈。しかし、「買収したのち、その企業がいかに成長したか」が語られることは稀だ。「M&Aの大半は失敗に終わる」という言説も見られるように、成功事例は決して多くはない。しかし、そんな常識を覆し、買収にかかった19.8億円の投資額を、わずか2年強で回収した「名・経営者」がいる──株式会社リジョブの代表取締役社長を務める、鈴木一平氏だ。2014年に株式会社じげんに買収されたリジョブは、「日本が誇る技術とサービスを世界へ」をビジョンに掲げ、美容、ヘルスケア、介護領域で求人・PRメディアを運営している。鮮やかな経営統合を遂行し、同社を躍進させた鈴木氏だが、現在に至るまでの道のりは決して平坦なものではなかった。本連載では、鈴木氏の知見を、組織、事業、社会性の観点から、じっくりと掘り下げていく。第1回は、20代で起業から倒産、買収企業の社長まで経験した鈴木氏の半生と、そこから導き出された本質的な組織哲学をお届けする。全てを達観したかのような鈴木氏が語る言葉は、一つひとつに確かな重みが込められていた。
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