5年後に1,000億円市場のオンラインデーティング業界を制す──急拡大市場で、エウレカ二代目CEO石橋氏はどう戦うか | FastGrow
2019年6月、国内最大級の恋愛・婚活マッチングアプリ「Pairs」を運営する株式会社エウレカ代表取締役の石橋準也氏が、親会社であるMatch Groupの日本・台湾エリアのゼネラルマネージャー(以下、GM)に就任した。Match Groupは全世界で複数のマッチングサービスを展開するNASDAQ上場企業で、その時価総額は2兆円をゆうに超える、まさにワールドクラスのテクノロジーカンパニー。石橋氏は日本で展開する3サービス、台湾で展開する2サービスの管掌および同エリアでのプロダクト・ポートフォリオの強化、そして引き続きエウレカCEOとしてPairsの世界展開を担う。ただ石橋氏は、もともと自身での起業を志していた。エウレカにはビジネスのノウハウを学ぶためにジョインしたが、2016年に、創業者である赤坂優氏の後を継ぐかたちで二代目CEOに就任。Match GroupのGMまでも引き受けた現在の状況を見ると、当初の想定からは遠ざかっているように思えるが、石橋氏は「迷いなくエウレカにコミットできている」と語る。創業者2人から熱烈に説得されてCEOに就任し、彼らの期待に応えるために働き続けたが、ある時「利他的なモチベーションの脆さ」に気づく。他の誰かのためではなく自分のために働けるようにするため、会社のミッション・ビジョンを刷新。自分のやりたいことと会社の目的に共通性を持たせることで、心から事業にコミットできる環境を構築した。石橋氏が迷いなくコミットしていることは、エウレカの飛躍的な成長を見ても明らかだ。もちろん、今の状態に至るまでの道のりは決して平坦ではなかった。石橋氏が経験してきたいくつかの強烈な原体験をたどりながら、彼の成長の要因を探る。
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