【ウェディングノベル】怒りのち笑い|Mikiya
※個人情報保護の観点から、小説中に登場する固有名詞は架空のものに変えています。小説はご本人の許可を得た上で掲載しております。 ◎たかし ◆2021年2月 「いい加減今年のクリスマスイブは一緒にいてやらんからな!」ノブさんは空になったジョッキをテーブルに置くとそう言った。 会社の創業期からのビジネスパートナーであり親友でもある、ノブさん、ゆっちと酒を飲んでいた。バーの店内は薄暗く、ジャズ風の音楽が流れている。 「えー、一緒にいてくださいよ~!」俺は哀願した。 というのも、クリスマスイブは俺にとってただのクリスマスイブではない。 俺の誕生日でもあるのだ。世のくりぼっちとは訳が違う。ク
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