街の商店街にある家族経営の焼き鳥屋さん「秋枝のだいどころ」。
アットホームなこのお店は、家族をはじめ、多くの人々に愛されています。今回は明るく楽しく、人との繋がりを大切にするご家族の一瞬をとらえた作品について、カメラマンの木島夕貴さんにお伺いしました。笑顔に囲まれたご家族の写真には、”家族の味”が詰まっています。
▲カメラマンの木島夕貴さん
(以下、太字は筆者、回答者は全て木島さん)
ーーこの撮影をされたきっかけは何だったんですか?
ご家族で経営されている町の商店街の焼き鳥屋には、夜になると親子三世代が集まります。撮影にはきっと、せわしなく過ぎていくであろう毎日を残したいという思いがありました。
また、お子様が小学生にあがる春だったので、ランドセルを背負って通学路や桜の下を歩いている姿の写真も残したいとご要望がありました。
▲ランドセルを背負ったお子様とご家族の写真
ーーとても仲良しなご家族だったんですね。
笑顔があふれる素敵なご家族でした。ただ、撮影前には「自分たち家族を写真に残して絵になるのか…...」と、少し不安なお声もあって。絵になるかならないかではなく、ご家族自身も気がつくことがなかった”ありのままの姿”が大切だと、安心してお任せいただけるように尽力しました。
151画というフィルターを通して、ご家族だけが持つ素晴らしい「家族らしさ」を感じてもらいたかったんです。
ーー写真を撮影する中でこだわった部分はありますか?
ご家族と関わっていく中で、“大切にしていきたいこと”がとても明確にあると感じました。それは育児やお店の経営、家族との関わり方、そして写真を残していくということも含めてです。
”家族のルール”というような、簡単なひとことでまとめられるようなものではなく、とても深くて暖かいものでした。その目には見えない”ルール”こそが家族らしさであると感じたので、これを写真で残すということにはこだわりました。
ーーそんな家族の撮影で思い出のエピソードはありますか?
私が撮影に伺ったのに、次から次へと焼き鳥をご馳走してくださり、とても嬉しかったのを覚えています(笑)撮影前にいただいたのですが、本当に美味しくって。これが家族の味なんだな、と感じながら食べるやきとりに、思わず心があたたまりました。
撮影中もお子様たちが本当に表情豊かで、ご両親やご祖父母様も親しみやすく明るい方たちでした。
ーー『秋枝のだいどころ』には、どんな思い入れがありますか?
ご家族の周りは、同じ団地に住まわれているご近所の方やお客様の笑顔でいつもいっぱいでした。お客様をはじめ、どんな人とのつながりも大切にされてきたご家族だからこそ、だと思います。
わたしも撮影後、お互いのSNSで繋がったり、プライベートでもお付き合いを頂いたりしています。ご家族の近況やお子様の成長を感じられることがとても嬉しく、私の糧となっています。
151画らしい「ありのままの姿の美しさ」を切り取った『秋枝のだいどころ』は、1枚いちまいが家族や周囲の人々の大切な一瞬一瞬です。目には見えない”ご家族の味”は、これからも家族へと受け継がれ、守られていくのでしょう。
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151画のクリエイティブの裏側に迫る、制作ノートシリーズ
家族の日常を切り取るフォトサービス「151画」ができるまで・込められた想い
https://www.foriio.com/works/823/notes/44
「家族らしさが主役」を表現するーーオリジナルパッケージやオプションにもこだわりを
https://www.foriio.com/works/820/notes/45
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