家族の何気ない一瞬を切り取るプライベートフォトサービス「151画(イチゴイチエ)」。151画が誕生するまでには、たくさんのストーリーがありました。そんな151画のこだわりについて今回は代表の江守勇人氏にお話を伺います。
ファミリーフォトの出張撮影の現場から生まれたサービス
自身に娘が生まれたことをきっかけに、家族の写真を出張撮影するサービスを運営していた江守氏。撮影を続けていくうちに、ポーズをつけて”記録”として残す写真ではなく、家族の何気ない瞬間を切り取る写真を撮ることに価値を感じるようになったそうです。
「高性能なカメラや身近なスマートフォンのカメラを使って、誰もが綺麗な写真を撮るということが簡単になりました。そんな中で僕たちが提供できるカメラマンとしての価値は家族の良い表情や家族らしさ、自分たちが気づかないような表情といった日常を引き出すことだと思ったんです」(江守氏)。
この想いを形にすべく、151画は生まれました。写真をただ撮影するのでなく、大切なシーンに対してのメッセージ性を持ったサービスになったのです。
芯のあるコンセプトが伝わるようなネーミング
四字熟語の一期一会が持つ、一生に一度の出会いという意味はもちろん 一瞬一瞬という意味もこめられています。カメラマンと家族との出会い、人やコミュニケーションを大事にするサービスにしようと決められました。
ネーミングが生み出されるまでにかかった期間は1〜2カ月にもおよびます。カッコいい横文字のようなネーミング案も出ましたが、最終的には唯一無二の言葉で、視覚的にも写真を連想する漢字「画」をつかった現在のネーミングになりました。
名前を付ける際にこだわったのが「家族」や「写真」という言葉を含めないこと。家族や写真撮影というツール部分でなく、「かけがえのない一瞬を大切にすること」をブランドの根幹に置き、コンセプトに深い意味を持たせるようにしました。
主役の家族を引き立てるロゴ
151画のデザイントーンは主張しないようなニュートラルなイメージで作られています。
これは、写真の中の「家族」を主役にという考えからできたもの。
また、記号的に見えるようなもの、という遊び心も備わっています。
「あくまで家族の一瞬がメインなので、大切にしたかったんですよね。ロゴだけでかっこいい!と思ってしまう、いかにもおしゃれな候補もあったんですが(笑)」(江守氏)
企画から写真ができるまでのコミュニケーションを大切にする
撮影当日から撮影が終わってもなお、お客様とのコミュニケーションを大切にするのが、151画のこだわり。当日会って、撮影が終わったら帰るという交流の仕方でなく、お子さんの成長や家族とともにあることを目指しています。
そんなこだわりを体現するのが撮影を企画する前段階で行うインタビュー。「どんな写真を撮りたいですか?」という概要的な部分だけでなく、「どんなことを幸せに感じますか?」といった内容まで掘り下げた質問項目になっている。
「いつ撮影するかが決まった段階からコミュニケーションがはじまります。ヒアリングシートや電話、メールなどでコミュニケーションをとる中で家族らしい単語・キーワードを探していってそれを写真で表現できるようにします」(カメラマン木島さん)
カメラマンの木島さんが大切にしているのは「家族らしさ」。いかに自宅や公園といった何気ない家族らしさが出る瞬間にフォーカスしていけるようにするか、というのが151画の取り組む課題です。たとえば、七五三やお宮参りといったイベントの撮影でも、着付けから神社に向かう瞬間や着物を脱ぐとき、移動するときなど、かけがのない瞬間をコーディネートします。
普段撮られることのない、何気ない表情や自分たちで撮影できない無意識の写真を撮影し、家族の宝物として残していくのが151画の叶えたい未来なのです。
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151画のクリエイティブの裏側に迫る、制作ノートシリーズ
「家族らしさが主役」を表現するーーオリジナルパッケージやオプションにもこだわりを
https://www.foriio.com/works/820/notes/45
町の商店街の焼き鳥屋、わたしたち家族の味を写真で残した作品『秋枝のだいどころ』制作秘話
https://www.foriio.com/works/815/notes/46
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