「備前焼のルーツといわれる寒風須恵器」関友美の日本酒連載コラム(リカーズ12月号)|関ともみ
全国には波佐見焼、九谷焼、有田焼、益子焼などさまざまな焼き物があります。日本酒好きのなかには、酒器にこだわる好事家も一定数いて、語られることも多く、若い時には「へぇ」と右から左へ聞き流していたのですが。ブラタモリの番組内でタモリさんが「花鳥風月の次は、石」と言っていたように、年をとると、段々と動かないものに興味が移ってくるんですね。 各地の特色を持つ焼き物が確立する以前に作られていた、「須恵器(すえき)」を知っていますか?須恵器は、西暦400年頃(古墳時代中期)から平安時代にかけてみられる青灰色の焼き物で、朝鮮半島から伝わった、日本で最初の焼き物だとか。ろくろで成形して、登り窯を用
https://note.com/sekitomomi/n/n70e36e92d8d9