■テーマ:オリジナルの地元のご当地飲料。
私の地元の足立区で、かつて観光名所だった『荒川堤の五色桜』をイメージしたご当地ビールの缶のラベル。
■製作期間:約2日(約10時間)※Illustratorの3Dオブジェクト使用
■デザイン:白・薄桃・濃桃・濃紅・黄緑の5色の花びらの桜をミックスし、全体は青空のイメージ。
■コンセプト:かつて足立区の荒川の桜は、色とりどりの様々な種類の桜を楽しむことが出来、『荒川堤の五色桜』と呼ばれ、都内一の桜の名所だった時代がありました。
1912年(明治45)には、日米親善の証としてアメリカのワシントンにも足立の桜の木が寄贈され、ここから今も続く「全米桜祭り」が行われることになります。
ただ残念なことに足立の桜は、都市開発や戦争の影響などで衰退してしまい、戦後にはすっかり廃れてしまいました。
しかし1981年(昭和56)、ワシントンの桜35種、約3000本の苗木が足立区に約70年ぶりに里帰りし、再び荒川沿いや公園に植えられることになります。それから40年、足立区の北にある舎人公園は都内の桜の穴場スポットと呼ばれるまでに盛り返し、元になった桜の木はレーガン桜と呼ばれ親しまれています。荒川沿いにも色とりどりの五色桜が再現されてきて、近い将来、往年の輝きを取り戻す日が来るかもしれません。
これだけの歴史がありながら、足立区で生まれ育った私もこの事を知ったのはつい最近のことで、私の周りの人もほとんど知らなかったくらいに埋もれた歴史となっています。まずは地元民にこの事を知ってもらうために、花見でもしながらビールでも飲んでください、ということで作成。(しばらく難しいでしょうが)