”渇き”こそ、スケールアップの原動力だ──X Mile渡邉×SmartHR芹澤による、急拡大企業の組織マネジメント論 | FastGrow
スタートアップが何よりも重視すべきは、“渇き”だ──。渇きとは、一般的に喉の潤いがなく水を欲する状態のこと。しかし、ビジネスにおける“渇き”は、単なる欠乏ではない。それは、創造性を引き出す触媒となりうる。もし、あなたの喉がカラカラで手元に水もお金もなかったらどうするだろう。コンビニも自動販売機も見当たらない。公園なら水飲み場があるかも、誰かに頼めば水を恵んでもらえるかも、そういえばここは井戸水が出そうな地形かも……。リソースが限られた状況下で、人は必然的に創意工夫を始める。当たり前に使えるものが封じられたとき、人は“他に採り得る選択肢”を徹底的に探り始める。スタートアップは、なにもない土地にビジネスという街を起こすようなもの。土地には水もなければ、ともに耕す仲間も少ない。しかし、その“渇き”こそが、イノベーションの源泉となる。なかでも、“潤い”と“渇き”という相反する要素を絶妙なバランスで操り、事業成長と組織拡大を実現してきたのがX MileとSmartHRだ。X Mileは、年率500%という驚異的な成長も見せるスタートアップ。2019年の創業から数年で組織規模は300人を突破。同社が前回ファインディとの対談記事で語った“Day1意識”と“半歩先”を追求する経営論は、まさに現代における組織・事業の成長の両立を体現するものだった。一方、SmartHRはT2D3達成後もなお加速度的な成長を続け、ARRが前年比150%成長、組織規模は1,200人を超えている。当記事では、このような異次元的な成長曲線を描く両社のX Mile COO渡邉氏とSmartHR CEO芹澤氏に、スケールアップ企業を目指すための本質的なノウハウを伺っていく。組織の創造性を最大化する仕組み、ハイレイヤー人材の真のポテンシャルを引き出す術、そして急成長期に潜む見えざるリスクとその対策──。本対談は、すべてのスタートアップパーソンにとって、まさに道標となるはずだ。
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