企業のAI活用は、「使われていない情報」こそが価値──MSでのグローバル開発経験を持つフライウィールCTO・波村氏が指摘する、日本企業が抱えるデータ整備の課題 | FastGrow
「AIを導入したが、現場で活用しきれていない」。そんな悩みが、日本企業のあちこちで聞かれるようになった。だが、問題はAIそのものではない。株式会社フライウィールCTO・波村 大悟氏はこう指摘する。「そもそも、情報が整備されていなければ、AIの効果を十分に引き出すことは難しくなります」。同社の連載第1弾(解剖記事)では、日本企業に根深く存在する“使えないデータ”の構造課題を明らかにし、第2弾(代表取材記事)では、フライウィールCEO・横山 直人氏が「整えられたデータが未来を変える」というビジョンを語った。そして本稿では、その構想を“設計と実装”で支えるCTO・波村氏の視点に迫る。前職Microsoft在籍時にはビル・ゲイツとの技術的な折衝にも立ち会い、次のGoogle在籍時には検索UXの設計にも関わった人物だ。そんな彼がなぜ今、「情報設計こそがAI時代の勝敗を分ける」と語るのか。本記事では、“整っていない情報”をどう読み解き、業務に役立つ価値へと変えていくのか、その技術思想と具体的な実装に迫る。
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