術前術後化学療法との組み合わせで手術の予後が良好に 二次治療にニボルマブが承認、悪性胸膜中皮腫の治療成績は大幅に改善 | 監修●木島貴志 兵庫医科大学内科学講座呼吸器科主任教授
希少がんである悪性胸膜中皮腫は、保険適用で使用可能な抗がん薬が少なく、予後不良の疾患である。外科的切除の適応となる症例は少なく、また手術自体の意義についても一定した見解はなく賛否両論であるが、兵庫医科大学では積極的に術前後の化学療法と外科的切除を併用した集学的治療を行っている。同大学呼吸器外科では年間30例を越える手術を行っており、手術ができた症例の予後は極めて良好である。監修●木島貴志 兵庫医科大学内科学講座呼吸器科主任教授
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